私にカウンセリングを教えてくれたのは師匠は医者という話


はい、おはようございます。

今回は美容師のスキルについてのお話。

いきますよ〜っと。

インフォームドコンセント

私は以前、働き過ぎのせいで帯状疱疹という病気にかかりました。

幸い、発見がかなり初期の段階だったので後遺症も残らず、今でもピンピンしていますけどね。

この時のお医者さんの話。

医「この症状、多分帯状疱疹だね。君、いくつ?」

私「25です。多分ってどーゆー事ですか?」

医「多分ってのはあまりにも初期の段階だからハッキリ断定できないからなんだよ。それにこの病気普通はご高齢のおじいちゃんとかおばあちゃんがかかる病気なのよ。最近は君みたいな若者がかかる場合も増えてるんだけど、大抵の人が過労による免疫低下が原因なんだよね。心当たりある?」

私「過労ですか…この3・4年、9:00〜25:00まで仕事して、月に3回、多くても4回休みでその休みの日も午前中は仕事したりしてます。自分ではよくわからないのですがそれは過労になりますか?」

医「うん、まさしくそれ。つまりは体が悲鳴あげてんの。ご高齢の方って、年々体力が低下するから免疫が失われていって色んな病気にかかりやすくなるんだけど、これにかかる若者は過労によって一時的に免疫が低下しちゃってるからかかるのよ。ってゆーか、そんなに働いててキツくないの?」

私「わかりません…これが普通だと思って今までやってきてたので。」

医「若いうちだけだよ、そう言っていられるのは。現に多分だけどかかっちゃってるしね。ちなみにこれ、酷くなってから治療したら後遺症出るんだ。末期までいくと半身不随。運が良くても手や足の痺れが取れないままとか。だから、多分って言っときながらこの病気だって言う前提で話がしたいんだけどいいかな?」

私「はい、かなり困るのでその方向でお願いします。ちなみに帯状疱疹って何なんですか?」

医「ヘルペスだね。それが体に出ちゃったって事。厄介なのはそれが神経のそばで出ちゃうからそれをやっつけようとする体の細胞が近くに神経とかあるのを無視してヘルペスウイルスをやっつけちゃう時に一緒に傷つけちゃうわけ。それが原因で後遺症になるんだな。簡単に言うとウルトラマンが街を壊しながら怪獣と戦っちゃうみたいな感じかな?」

私「わかりやすいっすね(笑)」

医「ありがと(笑)んで、治療方法なんだけど、これ飲むだけで確実に治るよー。ただ、1つ問題点あるんだよね。」

私「飲むだけで治るんですか?って、問題点⁉︎なんですか?」

医「あのねー。。。これ保険聞いても高いのよ。だから、もし帯状疱疹じゃなかったらお金ドブに捨てるみたいなものなんだけど、それでもいいなら飲む?もし、帯状疱疹ならこれで一発だよ‼︎」

私「いくら…ですか?」

医「1個550円×1日3回×5日間で8250円だね。プラス、診察料なんだけどもし使うなら診察料は下げとくから(笑)どうする?」

私「高っ‼︎保険効いてそれっすか⁉︎心の声(しかも、診察料下げるって…初めて言われたわ‼︎)」

医「うん、保険効いてこれ。高いっしょ?だから迷ったんだよね。けど、もしホントに帯状疱疹でほっといてからだと、治療するのに0があと3つ位はつく事になるし、しかも後遺症のおまけつきだからそれよりはいいかなーって思ってね。どーする?」

私「0が3つって…じゃあ使います。それで治るならお願いします。」

医「うん、だよね。じゃあ、処方しとくね。後、診察料は下げとくから(笑)。あっ、そうそう。一個だけ注意点。五日間、絶対飲みきってね。途中でやめると意味なくなっちゃうから。またやり直しになるよ。そしたら、また同じ金額かけてやり直す事になっちゃうからね。気をつけてよ‼︎」

私「はい、飲み切ります。ありがとうございました。」

会計のお姉さん「会計9800円になりますね。」

私「。。。はい、これでお願いします。」

 

…と、こんなやりとり。

単なる自分の病気の話のようですが、ここに美容師スキルのヒントが隠されています。

そもそも美容師のスキルとは何なのか?

大きく分けると技術スキルと接客スキルになります。

カットやカラー、パーマなどのスキルはもちろん技術スキルですね。

お客様との日常会話や商品説明などのトーク、施術前のカウンセリングは接客スキルとなります。

今回は後者の接客スキルの中の

カウンセリング

ですね。

 

そう、今の美容師業界で必要な事をこのお医者さんはやってくれているのです。

よく見返してもらうと、お医者さんは私に

  1. 現状を説明
  2. 治療方法を数パターン提示
  3. それぞれのメリット・デメリットを説明
  4. 医者としての立場上の意見を伝え
  5. 私に選択させる

という流れでやっております。

この流れのパターンこそが

 

インフォームドコンセント

 

と呼ばれる方法ですね。

この方法が美容師業界でも必要とされているわけです。

 

相手の気持ちに寄り添いつつも、その道のプロとしての判断も加味しつつ、相手にとっても、私達にとっても最良の方法を見つける。

 

これが出来ないといいスタイルなんて出来ないです。

 

しかもそんな重要スキルを同業者ではなく、異業種の方から間接的に教えてもらう事になるなんて…

世の中何が起こるかわからないものですね。

って事で、そこのまだいい美容師に出会った事がないというあなた‼︎

まずはカウンセリングを受けましょう。その時にいい感じだな、っていう印象を受けた方はあなたにとっていい美容師さんの可能性ありです。

もし、カウンセリングを受けても不安なままだったり、シックリこなかったら怪しいですね。

後、あなたに勇気があればカウンセリングを受けても違和感を感じたら、施術を受ける前にキャンセルだって出来るんです。

感じ悪いお客さんと思われるかもしれませんが、これが失敗を未然に防ぐコツですよ。

ちなみに私はカウンセリングが終わった段階で怪しい空気を感じたら、失礼を承知で

「本日は私がこのまま担当させてもらっても大丈夫ですか?」

と確認します。自分のスキル不足のために、お客様の貴重な時間とお金をこれ以上ムダにさせたくないからです。

もちろん、次にやらせてもらう機会があれば、その時はそんな事が無いよう最大限の努力をしますけどね(⌒-⌒; )

って事で、今回はカウンセリングについて書きましたがいかがでしたでしょうか?

何か気になる事があればご連絡お待ちしております。

ではまた‼︎


 

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